【ITコンサルの心構え】<類型化>プロフェッショナルマインド

今回も、ある先輩の言葉です。第2弾となります。

コンサルタントをやっている中で、私も共感した仕事に対するマインドを3つ書きます!

 

①「氷山の一角」 → 見えているものは一部だけ

・システム構築のテスト工程というものは、単体テスト結合テスト⇒総合テストといった流れで、徐々にテスト粒度が粗くなっていくものです。そのため、例えば、テスト工程の最終である総合テストでバグが発覚された場合、その事象だけではなく、他でも同じようなバグが潜在しているのではないかと疑うやり方を私は取っています。具体的には、本質的な原因を特定し、それに関する必要な類似見直しを実施して、潜在バグをできるだけ見つけ出すというやり方ですね。

・クライアントにプレゼンや説明をする際に、私は相手に分かり易く伝えるために、メインのストーリーを話すうえで必須な情報以外は極力排除したうえで話すようにしています。知っている情報や調査した情報って、せっかくだから話したいという衝動に駆られて話してしまう人が多く、それによって相手に本質が伝わらない場面によく遭遇します。結局、説明したあとのQAのやり取りで、話した内容以外も実は考えつくされていることが当たり前のように判明することにより、信頼度が増すというのに。。

 

②「アヒルの脚かき」 → 不安を与えないためのポーカーフェース

・クライアントとの打ち合わせや、ミーティングでのディスカッションにおいて、不意な質問を受けた時に、赤面したり、挙動不審になったりする人が多くいます。そのような反応をすると、相手は不安を覚えます。自分が知らないことに対する質問や、想定していなかった会議の流れになったとしても、常に冷静に対処することが、信頼されるためには必要かと思います。私は仕事で毎日のようにポーカーフェースを維持していたがために、プライベートでもポーカーフェースになってしまい、感情の起伏がないと言われてしまうことが多々あります。。

 

③「サクラダファミリア」 → 最終形はその先にある

・システム構築のプロジェクトが終わった後も、クライアントにとってはそのシステムのサービスインがはじまっただけで、熾烈な競争の中で新しい要件や法対応が継続して発生していきます。そういった意味で、自分自身のタスクが終わったとしても、そこですべてが完了したことにはなりません。自分の仕事が完了すれば良いと思って仕事に取り組むことと、その先のことも踏まえて考えることには大きな違いがあります。

・小さい仕事の単位で言うと、ドキュメント作成でも同じことですね。少しでも格好よく図や表を作ることもそうですし、文章も再考すればするほどより洗練されますが、時間は限りあるものなので、ある程度では割り切らないといけませんからね。

・絵画でも同じようなことが言われていますね。